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化学装置ヂーエル®(GL®)Glass Lined Piping System

反応装置

研究室の実験装置から生産設備へのスケールアップするためのパイロットプラントや少量生産用プラント、グラスライニング釜を用いた中容量生産設備までを提供しています。
お客様のご希望の仕様に合わせて設計し、施工管理、メンテナンスまで一貫して対応いたします。

  • ● 使用温度(参考):-80℃~200℃(仕様により異なります)
  • ● 使用圧力(参考):フルバキューム~大気圧(仕様により異なります)
  • MINI 反応装置
  • トリプルウォール反応器
  • キロラボ反応装置(医薬生産設備用)

    キロラボ反応装置(医薬生産設備用)
  • 50L ユニバーサルリアクター

    50L ユニバーサルリアクター
  • グラスライニング釜反応装置

    グラスライニング釜反応装置

●ユーティリティーを含む反応ユニットフロー(例)

ユーティリティーを含む反応ユニットフロー(例)
  • 球形ベッセル反応装置フロー図(例)

    球形ベッセル反応装置フロー図(例)
  • 100L溶解装置

    100L溶解装置
  • オイルバス仕様

    オイルバス仕様

    マントルヒーター仕様

    マントルヒーター仕様
容量 コンデンサ伝熱面積 加熱器仕様 撹拌機用変速機仕様
(ガラスシャフト仕様の場合)
最高使用温度 圧力仕様
オイルバス マントルヒーター 加熱源
20L 0.3~0.5m² ヒーター容量 3kw
コイル付 温調付
材質 SUS304
ヒーター容量
1.2kw×2段
非防爆:電気
防爆仕様:スチーム
(オイルバスのみ)
0.2kw
200V
93~375 rpm
200℃ 減圧~常圧
50L 0.5~1.0m² ヒーター容量 4.5kw
コイル付 温調付
材質 SUS304
ヒーター容量
1.6kw×3段
非防爆:電気
防爆仕様:スチーム
(オイルバスのみ)
0.2kw
200V
93~375 rpm
200℃ 減圧~常圧
100L 1.0~1.5m² ヒーター容量 6kw
コイル付 温調付
材質 SUS304
ヒーター容量
2.2kw×3段
非防爆:電気
防爆仕様:スチーム
(オイルバスのみ)
0.4kw
200V
93~375 rpm
200℃ 減圧~常圧
200L 1.5~2.5m² ヒーター容量 12kw
コイル付 温調付
材質 SUS304
ヒーター容量
3.3kw×3段
非防爆:電気
防爆仕様:スチーム
(オイルバスのみ)
0.4kw
200V
93~375 rpm
200℃ 減圧~常圧

ハンドル操作で反応容器を上下することができますので、結晶物を含む溶液や、高粘度溶液の取り出しが容易です。
また、キャスター付ですので容易に移動できます。

昇降式反応装置・ジャケットベッセル反応装置
  容量 コンデンサ伝熱面積 加熱器仕様 撹拌機用変速機仕様
(ガラスシャフト仕様の場合)
最高使用温度 圧力仕様
オイルバス マントルヒーター 加熱源

降式
20L 0.3~0.5m² ヒーター容量 3kw
コイル付 温調付
材質 SUS304
ヒーター容量
1.2kw×2段
非防爆:電気
防爆仕様:スチーム
(オイルバスのみ)
0.2kw
200V
93~375 rpm
200℃ 減圧~常圧
50L 0.5~1.0m² ヒーター容量 4.5kw
コイル付 温調付
材質 SUS304
ヒーター容量
1.6kw×3段
非防爆:電気
防爆仕様:スチーム
(オイルバスのみ)
0.2kw
200V
93~375 rpm
200℃ 減圧~常圧
100L 1.0~1.5m² ヒーター容量 6kw
コイル付 温調付
材質 SUS304
ヒーター容量
2.2kw×3段
非防爆:電気
防爆仕様:スチーム
(オイルバスのみ)
0.4kw
200V
93~375 rpm
200℃ 減圧~常圧





6L~25L 0.3~0.5m² ※ 別途、熱媒・冷媒循環装置が必要 温水
熱媒
冷媒
0.2kw
200V
93~375 rpm
200℃
内外管許容温度差 80℃
減圧~常圧
100L 0.5~1.0m² ※ 別途、熱媒・冷媒循環装置が必要 温水
熱媒
冷媒
0.2kw
200V
93~375 rpm
200℃
内外管許容温度差 60℃
減圧~常圧

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蒸留装置

蒸留装置

研究室向けMINIプラントから生産設備へのスケールアップ試験用や少量生産用のキロラボ・生産プラント及びグラスライニングの大容量釜に用いるオーバーヘッドギア、そして充填物DURAPACK®等など、各種蒸留装置と装置用部材を提供しています。

●装置構成

蒸留装置

設計仕様 (100L蒸留装置の例)

蒸留槽 100L
加熱形式 蒸気 ― 浸漬型熱交換器(0.5m²)
電気 ― マントルヒーター(6.8kw)
充填塔 DN 150 × 1,200mm
充填物 ガラス ラシヒリング
還流器 自動(マグネットもしくはエアシリンダ式)
手動
凝縮器 コイル式熱交換器 1.5m²
受器 10L、20L各1台
形式 設置寸法
床寸法 高さ
蒸気加熱 ― 自動還流器 1,850 × 950 5,300
蒸気加熱 ― 手動還流器 1,850 × 950 5,100
電気加熱 ― 自動還流器 1,400 × 950 4,700
電気加熱 ― 手動還流器 1,400 × 950 4,800

蒸留槽は20L、50L、100L、200Lを提供可能です。
200Lを超える場合はグラスライニング製容器を提供可能です。

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規則充填物DURAPACK®

  • ●個々の波形プレートは、45℃の角度で均一に融着し、流路を互いに形成しています。
  • ●充填物の表面積は、300m2/m3です。
  • ●圧力損失・分離効率・フラッティング速度等については、お問い合わせください。
  • ●充填物の形状は、二種類でカラムセクションまたはパイプ内に装填するための短絡防止のPTFEシールを外周に巻いてあります。

    ・DN100~DN450 :一体形
    ・DN600~DN1000:分離形

    一体形は、PTFEサポートリング(DN450以上は金属/PTFE)で支持され、分割形はサポートリングとパッキングサポートの重ね合わせで支持されます。サポートリングは、端部に固定されガスケットの機能もあります。
グラフ
  • ●規則充填物DURAPACK®は、グラスライニング製カラム専用に下表以外の寸法も供給できます。
    規則充填物DURAPACK®の充填は、豊富な経験と確実な作業(サポートリング、パッキングサポート、スペーサーリング、押え板等の組立作業)が必要です。
    したがって充填塔内への組立は、弊社にて施工させていただくことを推奨します。
    エレメントの充填の高さは、最大3mです。
    ガラス以外の塔に充填物を装填する場合は、充填物外径(D)・高さ(H)・PTFEシールに影響するため、正確な内径寸法をご指定ください。
    下表のDNは、充填物を装填するカラムの呼称口径を示します。
DN
(呼び径)
D
(mm)
H
(mm)
重量
(kg/段)
分割数
(kg/段)
製品コード
100 90 200 0.5 1 SL-6DU100
150 140 200 1.3 1 SL-6DU150
200 190 200 2.3 1 SL-6DU200
300 285 200 5.2 1 SL-6DU300
450 435 200 12.1 1 SL-6DU450
600 585 200 22.4 4 SL-6DU600
800 793 200 40.2 4 SL-6DU800
1,000 965 200 60.0 7 SL-6DU1000
DURAPACK
DURAPACK
DURAPACK

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各種熱交換器、還流器(OHG)

グラスライニング製反応容器の上に設置する熱交換器、カラムや還流器等を含めてオーバーヘッドギア(OHG)と呼んでいます。
ご要望の機能に合わせ石英やSiC材質の多管式熱交換器も提供可能です。

凝縮のみを目的としたOHGの例 / 環流操作も出来るOHGの例
グラスライニング反応装置 OHG図面

●グラスライニング反応装置用 濃縮、還流システム一例

  • コイル式熱交換器

    コイル式熱交換器

  • 多管式熱交換器(シェル:ガラス、チューブ:SIC)

    多管式熱交換器(シェル:ガラス、チューブ:SIC)

  • 多管式熱交換器
  • 多管式熱交換器

多管式熱交換器(シェル:ガラス、チューブ:ガラス)

多管式熱交換器はお客様のご使用条件に合わせて、伝面、シェル及びチューブ材質を変更することが可能です。
詳細についてはお気軽にお問い合わせください。

採用実績

化学、医薬、貴金属、鉱業、高純度・半導体用薬品メーカー様の蒸留、濃縮、精製、熱交換プロセス

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液-液抽出装置

研究室向けMINIプラントから生産設備へのスケールアップ試験用や少量生産用のキロラボ・生産プラントまで各種抽出装置を提供しています。

ミキサーセトラーはミキサー部とセトラー〔静置〕部が備わった液ー液抽出装置で一般的には多段向流式で使用されます。両液の比重差が0.05以上で、エマルジョンを作る傾向の少ない液の抽出に適しています。

●ラインアップ

口径(DN) 2相合計通過量(L/h)
50 10
80 50
100 100
450 4,700
  • バッチ式 抽出装置

    バッチ式 抽出装置

  • ミキサーセトラー(多段式 抽出装置)

    ミキサーセトラー
    (多段式 抽出装置)

ロータリーセルコンタクターは、各セルに独自構造の分離環を設けた抽出装置です。エマルジョンを作る傾向の大きい液や、多段数を必要とする抽出操作に適しています。

●ラインアップ

口径(DN) 2相合計通過量(L/h) 抽出部 セル数 段/m
50 20 18
80 50 12
100 95 8
ロータリーセルコンタクター ロータリーセルコンタクター

ロータリーセルコンタクター(連続式 抽出装置)

お客様のご使用条件に合わせて、段数、処理能力を変更することが可能です。
また、デモ機もございます。 詳細についてはお気軽にお問い合わせください。

採用実績

化学、医薬、貴金属メーカー様の各種濃縮、単蒸留、溶媒回収、貴金属回収、廃酸減容プロセス

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濃縮装置

生産設備へのスケールアップ試験用や少量生産用のキロラボ・生産プラントとして低粘度液体から高粘度液体向け、また固化乾燥等各種濃縮装置を提供しています。

上昇薄膜式蒸発装置(CFE)は被濃縮流体を薄膜形成させて濃縮するため伝熱の効率が良く、大容量の濃縮や低沸点での濃縮に適しています。ご要望に応じた能力の装置が提供可能です。

●原理
  • ○原液は蒸発部でスチーム等により加熱され、気液混合のままサイクロン内に吹きあがります。
  • ○サイクロン内で気液の分離が行なわれます。
  • ○蒸発したペーパーは凝縮部で冷却され、受器に入ります。
  • ○液体は濃縮液貯槽へ供給されます。
●操作
  • ○濃縮液は、そのまま取り出す方法(1パス方式)と蒸発部へリサイクルする方法(循環方式)のいずれも可能です。
  • ○バルブの切り換え操作により、減圧運転下でも蒸発液を連続的に抜き出すことができます。
  • ○塔頂部に温度計が取り付けてあり、設定値(0~200℃の間の任意の温度)以上の温度になった時、スチームの供給は自動的に止まります。
  • 上昇薄膜式蒸発装置(CFE)

    上昇薄膜式蒸発装置(CFE)

  • 流体のフロー

    流体のフロー

サーモサイフォン式エバポレーターは被濃縮流体が循環し高い熱効率が得られ、低粘度流体に使用されます。
ご要望に応じた能力の装置が提供可能です。

サーモサイフォン式エバポレーター サーモサイフォン式エバポレーター

サーモサイフォン式エバポレーター(~200L)

ロータリーエバポレーターは、主に高粘度や固化乾燥までの濃縮に使用されます。

ロータリーエバポレーター
製品コード RE20-N RE50-N RE100-N
試料容器・口径 20L φ150 50L φ150 100L φ150
受器 10L 20L 50L
熱交換器 1.0m² 2.0m²+0.3m² 2.7m²+0.3m²
加熱バス 200V、6kW 200V、9kW 200V、12kW
回転数(rpm) 20-120 10-80 10‐80
外寸法 1,250×745×2,130 1,500×750×2,300 1,700×850×2,620

※ 防爆、自動化、オイルバス仕様にも応じます。ご相談ください。

採用実績

化学、医薬、貴金属メーカー様の各種濃縮、単蒸留、溶媒回収(リサイクル)、貴金属回収、廃酸減容プロセス

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システムプラント

近年、半導体、電子部品等に使用される薬品に対する超高純化の要求が益々高くなってきております。弊社では、ほうけい酸ガラス、石英ガラス、PTFE、PFA等の材質を組み合わせ、金属不純物含有がppb以下の電子用高純度薬品製造設備を提供しています。

●各種高純度薬品製造装置
  • ○高純度硫酸製造設備
  • ○高純度硝酸製造設備
  • ○高純度塩酸製造設備
  • ○その他高純度薬品製造設備
  • ○高純度硫酸再生装置
  • ○高純度混酸蒸留装置

採用実績

化学、半導体・電子機器用薬品、高純度薬品製造メーカー

QVF NAC、SACは長年にわたり全世界に200件を超す実績を持つ、環境対応の設備です。
樹脂製造等で使用された硝酸を98%まで濃縮しますが、硝酸濃縮で脱水に使用する硫酸を96wt%まで濃縮してリサイクル使用します。

  • 図
SAC(硫酸濃縮装置)

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塩酸ガス吸収塔

有機合成及び塩素化反応等で発生する塩酸ガスを回収する装置です。公害対策でガスをアルカリ中和処理している場合には、中和剤の削減並びに回収酸の再利用等といったメリットがあります。塩酸ガス吸収塔では、塩酸ガスを水に吸収します。

断熱式吸収塔は充填塔で構成され、塩酸ガスを塔を降下する水と向流接触で吸収します。塩酸ガスの変動が設計値に対し一定の値以下にならない場合は、断熱式が最も有効です(生産塩酸濃度 MAX 31%) 。断熱式は、その名の通り吸収部分に熱の出入りがありません。塩酸ガスは、充填塔を流下する水に吸収されますが、この際発生する熱により約30%の水を蒸発させ、他の不活性ガスと共に塔頂に上昇します。

(1) 高純度塩酸ガス

ガス成分中に少量の空気・水蒸気及び不活性ガスを含む高純度塩酸ガスから高濃度塩酸を生産します。
塩酸ガスは塔下部から供給し、充填塔内を降下する生成酸に吸収されながら上昇します。
吸収熱は充填塔の上部付近の液相温度を沸点まで上昇させ、生じた蒸気は頂部の凝縮器で液化して、凝縮液は補給水で希釈された後に充填塔に還流します。
液体の凝縮・冷却と水の蒸発の組み合わせにより充填塔の下部における蒸気ー液体の平衡状態を調節しています。
下表は、100%塩酸ガスより30%塩酸生産する場合の吸収装置の性能を示します。

塔径(DN) ガス供給量 生産量 設置寸法
(100%HCl) (30%W/WHCl) 床寸法 mm 高さmm
kg/h kg/h
80 9 30 850×700 6,100
100 16 53 900×800 6,600
150 45 151 1,000×850 6,800
200 114 379 1,000×950 7,300
300 272 908 1,400×1,150 7,900
450 613 2,040 1,600×1,550 9,500
高純度塩酸ガス
(2) 低純度塩酸ガス

原料ガスの成分が塩酸ガス及び水以外の凝縮性ガス(溶媒含む)を含有する場合に使用します。
塩酸ガス吸収塔は、断熱式塩酸ガス吸収塔です。
吸収熱は、水蒸気化に利用します。活性物質を含む蒸気は塔頂部の凝縮器で液化され、有機性物質は液体分離器で回収されます。
このため、低純度塩酸ガスに使用できます。
供給ガスは、充填塔の下部から入り降下する吸収水の流れと反対方向に上昇します。
純水は、必要濃度の製品を生産するために規定割合で塔頂部から供給します。
この際純水は、製品冷却器により温度上昇します。
有機蒸気及び吸収熱で蒸発した純水は、塔頂部の凝縮器で液化して分離器に入ります。
供給ガス口より下部では、温度上昇した濃縮酸が冷却器(補給純水を予熱する)を通り製品槽に入ります。

塔径(DN) ガス供給量 生産量 設置寸法
(100%HCl) (30%W/WHCl) 床寸法 mm 高さmm
kg/h kg/h
80 9 30 850×700 6,100
100 16 53 900×800 6,600
150 45 151 1,000×850 6,800
200 114 379 1,000×950 7,300
300 272 908 1,400×1,150 7,900
450 613 2,040 1,600×1,550 9,500
低純度塩酸ガス

塩酸ガスは、吸収塔の頂部に供給しテールズ塔から流下する希塩酸と並流接触して吸収されます。
吸収過程で発生する吸収熱は、吸収塔で逐次除去されるため吸収効率が優れ比較的高温ガスから高濃度の塩酸が生産できます。(35%塩酸)
流下薄膜吸収塔で未吸収の塩酸ガスと不活性ガスは、塔底部から出てテールズ塔の底部に入ります。
吸収水は、テールズ塔の頂部から入り未吸収ガスを吸収し希塩酸を生成します。
希塩酸は、テールズ塔を流下し吸収塔の頂部に入り内管内面を薄膜状に降下して塩酸ガスを吸収します。

●塩酸濃度の制御方法

手動制御:吸収塔のガス量が常時一定である場合に生成塩酸濃度を確認する最も簡単な方法は、比重測定です。塩酸濃度は、比重に直線的に比例する関数であり、濃度調整は吸収水量を手動で調節します。

自動制御:塩酸ガス吸収装置は、供給ガス量の変化に対して自動制御で安定運転ができます。制御の基準は、塩酸濃度が沸点に直接関連している性質を利用します。
常圧で25~38%の濃度範囲の沸点は、直線的に比例し1%の濃度変化に対し4℃低下する特性を示します。塩酸生成物は、サンプルを継続的に採取して沸点を測定し、その沸点を一定保持するように制御します。その結果、塩酸生成物が一定濃度を保つように純水の流量が調節されます。

酸濃度制御セル:このセルは、塩酸吸収塔の濃度制御に使用します。測定原理としては、インラインで連続的にサンプリングした酸をセル内で沸騰させ、その沸点を測定し生成する塩酸濃度を測定します。

加熱方式: 1. 電気加熱 (100V・250W)   2. 蒸気加熱

塔径 DN 80 150 200 300
吸収塔伝熱面積 1.0 1.25 4.0 5.0 8.0 10 20 25
吸収水最小流量 kg/h 20 20 400 400 750 750 1,800 1,800
塩酸吸収量MAX kg/h 32 32 150 150 280 280 630 630
生成塩酸量MAX kg/h 90 90 430 430 800 800 1,800 1,800
冷却水量 m3/h 4 4 9 9 14 14 21 21
流下薄膜式吸収塔

主に化学及び製薬工業のハロゲン化反応プロセスでは、経済的に有利なバッチ運転が多く行われます。
反応開始時は運転負荷により発生するガス量が多いが、時間の経過するにつれてガス量は低下します。
バッチ運転の反応缶が2台以上の場合は、発生するガスを大型の断熱式吸収塔または流下薄膜式吸収塔で処理します。
しかしながら、バッチ運転で反応缶が1台の場合は、右図で示す循環式塩酸ガス吸収塔が小型で経済的です。

番号 機器名称 台数
A 循環槽 1
B 循環ポンプ 1
C 吸収充填塔(ラシヒリング) 1
D 熱交換器(コイル式) 1
E 熱交換器(コイル式) 1
循環式塩酸ガス吸収塔

採用実績

化学、医薬、貴金属メーカー様

  • ロータリーセルコンタクター

    ロータリーセルコンタクター

各種デモ機

各種デモ機をご用意しております。
貸し出し状況、詳細に関してはお問い合わせください。

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QVFガラスプラント、耐食化学プラントに関するご相談・お問い合わせ

AGCテクノロジーソリューションズ株式会社

プラント・装置事業統括グループ
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 化学装置グループ
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平日9:00~17:45
FAX:044-230-5644

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